チャットレディに潜むスクショ・録画の危険性とは?
ライブチャットでの盗撮リスクの現状
ライブチャットは、男性会員とリアルタイムの会話やパフォーマンスを行う高報酬な仕事ですが、その一方で盗撮やスクリーンショット(スクショ)といったリスクが伴います。
特に、チャットレディとして働く女性にとって、知らないうちに画面を録画されたり、スクショを撮られたりする危険性があるのが現状です。
以前までは、パソコンに相当詳しい人がライブチャットを録画できたくらいでしたが、現在ではスマホですらアプリで簡単に録画できます。
これにより、ライブチャット中に撮られた映像や画像が悪用されるリスクが高まっています。
いえ、すでに蔓延していると言ってよいでしょう。
TwitterなどのSNSやXVIDEOなど海外のエロサイトでは、いくらでも検索すれば出てきます。
多くのチャットサイトでも、盗撮行為を禁止しているのですが、完全に防ぐことは難しく、後からトラブルが発生するケースも少なくありません。
録画やスクショをされることのリスクとは?
貴方がライブチャットでお金を貰って、パフォーマンスをしているのに、無料で男性が見れることについて許せないですよね。
しかし、それ以上にその録画された動画が世の中に出回ることが一番のリスクだと思ってください。
怖いのが、貴方の知人や親、勤務先の人が見てしまった場合です。
知人であれば、人間関係は完全に終わります。
親子であれば、最悪勘当されるでしょう。
勤務先なら、間違いなく自己退職に追い込まれます。
スクショ・録画を未然に防ぐ方法はないのか?
技術面で録画やスクショを未然に防ぐことはできない
チャットレディサイトの方で、録画防止のための技術はないかといえば、正直いってありません。
また、仮にそれができたとしても、必ずそれを解除するツールがでてくるのです。
これはいたちごっこになります。
サイト側でできることとすれば、画面にサイト名を入れて、違法アップロードをした際に損害賠償を請求すると圧力をかけることくらいです。
録画する人間に対しての法的圧力
技術面では、未然に防ぐことができない。
では、日本の法律や利用規約で圧力をかけ未然に防ぐことができるか?
それについては、下記の通りになります。
日本の関係法律
・著作権法
チャットレディとして提供する映像や画像は、基本的に著作権で保護されています。
無断でスクショや録画を行い、それを第三者に共有したり、インターネット上に公開したりする行為は、著作権の侵害にあたります。
違反者は、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科される可能性があります。
・肖像権
肖像権は、あなたの顔や姿が無断で撮影されたり、公開されたりすることを防ぐ権利です。
チャットレディの映像が無断で録画され、それが公開される場合、肖像権の侵害に該当します。肖像権を侵害した者に対しては、損害賠償を請求することが可能です。
・プライバシーの侵害
プライバシーの侵害は、個人の私生活が無断で公開されることに対する法律的な保護です。
チャットレディとしての活動中に、あなたのプライベートな情報や映像が無断で公開された場合、プライバシーの侵害として訴訟を起こすことができます。
日本では、プライバシーの侵害に対しても損害賠償を請求することが可能です。
利用規約についてはどのようなことが書かれているか
ほとんどのライブチャットサイトでは、利用規約においてスクショや録画を禁止しています。
これらの規約は、ユーザーが守らなければならないルールとして設定されており、違反した場合には厳しいペナルティが科されます。
大半のサイトでは、下記のことは禁止されています。
・録画の禁止
パフォーマーの皆さんを守るため、利用規約ではユーザーがアプリやカメラなどで配信を撮影することを禁止しています。
・Twitterや動画サイトなどへの投稿の禁止
また、録画した動画や画像などを、他サイトへアップしたりすることを禁止しています。
結論 未然に防ぐことは不可能
以上が貴方を守るサイト側の対応や、日本の法律となります。
しかし、それで未然に防ぐことができるのか?といえば、答えは残念ながら「ノー」です。
当たり前ですが、日本の法律は国内でしか適用されません。
海外のポルノサイトへアップロードされたら、どうにもなりません。
また、動画を削除するようにサイト側に通報しても、おそらく消してはくれないでしょう。
アップした本人も海外サイトへアップしている以上、IPから追跡するのは非常に困難だといえます。
また、著作権や肖像権といっても、仮に犯人が捕まって損害賠償を請求できたとしても、貴方が受けるダメージに比べたら微々たる金額となります。
30万円から100万円程度になるのではないでしょうか。
何より、海外から配信を見ている閲覧者が録画をすれば、どうにもできません。
以上の理由から、録画を未然に防ぐことはできないのです。
できるとすれば、自己防衛、つまり徹底した個人情報の管理となります。
鉄則として日本の大手サイトを利用する
まず、録画等が流出しないようにするためには、海外のチャトレサイトより、日本のサイトを利用した方が良いでしょう。
しかも、大手サイトを使うのが、一番安全が保証されているといっても過言ではありません。
何故なら、アップした犯人を特定できるからです。
犯人さえ分かれば、最速で動画を削除させることが可能となります。
次に、損害賠償の訴えを起こすことができます。
では、なぜ大手サイトが安全なのか?
それについては下記の通りです。
ウォーターマーキングシステムを採用している
これは、パフォーマンスをしている際に、画面にロゴが出ます。
この画像や映像には、識別情報が入っており、個人を特定できるシステムになっています。
仮に、海外のサイトでアップされたとしても、サイト側で個人を特定できますので、関係はありません。
また、サイト側からの削除要請を待たずしても、犯人に投稿削除をさせれば済む話なのです。
流出検知システムを採用している
これについては、精度の問題もあるのですが、動画が流出した際にAIが識別して検知するシステムです。
仕組みとしては、自分の顔をAIが識別して、流出してないかを確認するものなのですが、ウォーターマーキングシステムと併せて強力な武器となります。
チャットレディが実践できるスクショ・録画対策の具体例
顔出しをしなければ全ては解決する
そもそも、顔出しをしなければ、何も怖くはありません。
貴方が自分の名前を配信中で言ったり、部屋の中に個人を特定されるものを置いてなければですが。
しかしこれには大きなデメリットがあります。
顔出ししないと稼げれない
お小遣い程度で良ければ、顔出ししないパフォーマーで良いと思います。
しかし、稼ぎたいのであれば、顔出しは必須といえます。
顔と体を一緒に映さない
これは、割と使われているテクニックです。
最悪チャットレディをしているのがバレたとしても、裸になっているのは知られたくない。
当然です。
そこで、裸になっている時は、顔を一緒に映さないのも1つの手です。
顔と体を一緒に映さないデメリット
これも、顔出しを完全にしないと同じで、少し人気が下がります。
特に、複数の男性会員とするチャットだと、退室する人も増えるでしょう。
チャットによっては、途中までは無料で配信して、裸になったときに課金するようにできるサイトがあります。
つまり、一番稼げる時に、男性会員が退室するのですから、たまったものではありません。
最強はマスクにウィッグの変装+加工アプリ
稼ぎたいから、顔出しはしたい。
それでも、個人の特定が心配。
そのような人にとって最強なのが、やはりマスクです。
正直、マスク美人という言葉があるとおり、目から鼻にかけてだと誰か分かりません。
それでも、仲の良い人なら気づくと思いますが、さらにウィッグも付けて髪型も変えてみましょう。
トドメに加工アプリを使えば、まずバレません。
まとめ 男性の要求に全て応じなくて良い
これらの対策をしても、それでも顔を出すチャトレがいます。
理由は簡単です。
男性から要求されるからです。
しかし、相手の要求にすべて応じているときりがありません。
リスクを負ってまで、相手の言う通りにするくらいなら、チャットレディはやめたほうが良いです。
しつこくいう人間は、完全スルーするか、ブロックした方が得策なのです。
違法なスクショ・録画が行われた場合の対処法
もし、仮に貴方の配信が録画され、それを見つけてしまった場合どうすれば良いか?
これについて、お答えしていきます。
まず、証拠の保全、運営・事務所に連絡、サイト側へ削除の要望をする
証拠の保全
一番にやらなくてはならないのが、その動画のURLを控えることです。
コピーしてテキストに貼っておくと良いでしょう。
また、自分だと分かる画面でスクショも撮っておいてください。
あとは、そのページをPCなら印刷して保管しておくのも一つの手です。
万が一、裁判になったときには動かぬ証拠として使えます。
運営・事務所に連絡する
次に、チャットレディをしている運営会社・事務所へ連絡をしてください。
貴方個人て動くよりも、サイト側にも協力をさせるのです。
投稿者を識別できるマークを画面に入れている可能性もありますから、その場合は簡単に決着がつきます。
通報先は、ログインした時にお問い合わせや、通報はこちらといったリンクがありますので、そちらから行ってください。
動画サイト側へ削除の申請をする
あとは、一刻も早く動画サイトへそのURLを削除するように申請をあげる必要があります。
日本のサイトであれば、割と素早く対応をしてくれます。
また、対応しない場合は、管理者として法的責任を問われます。
最後に、警察へ被害届を出すかどうかは、貴方が決めれば良いでしょう。
また、民事で争う場合は、開示請求を行い、相手を特定する必要があります。
詳しくはこちらの記事がお勧めです
これで一連の流れは終わります。
しかし、海外の動画サイトだと全く違う手続きとなります。
海外の動画サイトへアップロードされた場合
違法アップロードが海外のサイトで行われている場合、特に効果的なのがDMCA侵害申請です。
DMCA(デジタルミレニアム著作権法)は、アメリカの著作権法で、著作権侵害に対する削除要求を行うための手続きが定められています。
具体的には、以下の手順で申請を行います。
- DMCA侵害申請フォームの提出: 多くのウェブサイトにはDMCA侵害申請フォームが設置されています。
- そのフォームに必要事項を記入し、著作権侵害が発生しているコンテンツのURLや、著作権者としての情報を記載します。
- 違法アップロードの削除依頼: DMCA申請が受理されると、サイト運営者は違法コンテンツを削除する義務を負います。
- 迅速に削除されることが一般的ですが、対応が遅い場合や拒否された場合は、再度申請するか、法的措置を検討する必要があります。
- 通知を待つ: 申請が受理されると、違法アップロードされたコンテンツが削除されたことを知らせる通知が届きます。この通知を確認し、実際にコンテンツが削除されたかどうかを確認しましょう。
複数のサイトで拡散されていたら
万が一、複数のサイトで既に出回っていたらどのようにすれば良いのでしょうか?
一つだけ方法があります。
まず、動画のサムネイルを保存してください。
その後、Googleで画像検索をする、もしくは、アプリならGoogleレンズを使ってみてください。
ウェブ上にある、サムネイルのあるサイトが出てきますので、一件ごとしらみつぶしに削除要請をしていくしかありません。
まとめ とにかく迅速に対応する。そして相手からの対応を待つ
自身の動画を見つけた時に、ショックで胸がドキドキしてパニックになります。
実は、私にも経験があります。
お風呂の写真ですが、勝手に掲載をされていました。
問い合わせから、文句を言ったらすぐに消してくれたので良かったのですが・・・。
今思えば、非常に危なかったと思います。
とにかく、全ての行動を迅速に行い、相手からの対応を待つことを行ってください。
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